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「スマイル・メッセージ」の中に記された 衝撃の内容と“予言”

Posted by photn on 24.2008 イルミナティ
■■PART-4:

「スマイル・メッセージ」の中に記された衝撃の内容と“予言”


今世紀の科学はあらゆる聖域に侵入し、SFの世界が眼前に展開しはじめた。そこには、知への啓明──イルミナティの陰謀が深く静かに潜行している!

 

■今世紀における科学の奇蹟的な進歩の背後に、謎の知性体が存在する!?


われわれの世紀のテクノロジーは、空想をはるかに凌駕するスピードで突き進んでいる。生命の謎は、もはや科学者の試験管の中に片足を突っ込んでいる。物質の純血はとうの昔に破棄され、卑金属から金が変成されるように、人が空想できるような物質なら、たいがいのものが、少なくとも理論上は開発できるまでになっている。

巨大コンピューター網は世界をネットし、情報は瞬時に世界をめぐる。人間の意識や知覚は物質に置換され、反対に物質が“知覚”や“意識”をもちはじめている。あらゆる“聖域”に科学が割り込んでいるのだ。“不死”さえも、今やエソテリック・サイエンスの課題ではなく、遺伝学や生物学など、関連諸科学のまじめな研究課題になっている。

こうしたことが、今世紀に至って一気に湧き起こった。これは、よく考えると非常に不思議なことだ。なぜわれわれの世紀に至って、このように急激な“知の爆発”が起こったのか?





多くの人は、それを漠然と、積み重ねられた科学的知見の展開と考えるだろう。しかし、シリウスの影に注目している一部のオカルティストは、これは“つくりだされた状況”と考える。背後に、こうした“知の爆発”を操作している謎の知性体が存在すると主張するのだ。

こうした主張は、一見、荒唐無稽に思われる。しかし、注意深く見ていくと、この主張にも否定できないリアリティがあることがわかってくる。というのも、科学の革命的な進歩は、多くの科学者の努力の積み重ねによって得られるのではなく、ひと握りの科学者の、突拍子もない思いつきからスタートするからだ。



悲運の天才科学者
ニコラ・テスラ


たとえば、われわれの文明は電気によって支えられている。この電気システムを発明し、その他700にも及ぶ特許を取得して、「20世紀を発明した男」とも「世界を今日のようにつくりあげた男」とも呼ばれているニコラ・テスラは、それらを考えぬいた末に発明したのではなく、“霊感”によって、ひょいと垣間見ることで、発明した。
それはオカルティストが、“霊界通信による発明”と呼んでいるものと同じだ。テスラ自身は霊界を信じなかった。しかし彼はETの実在は疑っておらず、それどころか、他の惑星の住人と通信する方法を開発したと主張していたのである。

生命科学の分野でいえば、DNA構造の決定が、この“霊界通信”で発見された。遺伝子操作やクローン創造、生命の起源探究などが、すべてここからスタートしたといっていい。DNAに関するワトソンとクリックの偉大な業績は、ワトソンがオックスフォード大学のらせん階段を下りているときに、まさに電撃的に “ひらめいた”のである。

人間の知覚や世界像、そこから導かれる世界観を、根本から書き改めるニューサイエンスの最も刺激的な仮説「ホログラフィック・パラダイム」も、やはり“直観的”に生まれた。スタンフォード大学のカール・プリプラムが、たまたま手にした雑誌の立体映像から、「世界は波動のみが実在し、知覚は幻覚にすぎない」とひらめいたとき、20世紀科学は新しい世界像の構築を開始したのである。

 

■「スマイル・メッセージ」の中には人類の状況と課題が集約されている!


子細に検討していけば、20世紀の科学・文明上の進化は、こうした“革命的な思いつき”によって支配されていることが明らかになる。しかも、インスピレーションをキャッチした科学者の多くが、ごくまじめに、そのインスピレーションとある種の超越的な力からのテレパシーを結びつけているという事実は、決して無視できない。

1093の特許をもつエジソンが、「霊界通信機」の製造に真剣に取り組み、700の特許をもつテスラがETとの交信を研究したのは、たんに彼らが迷信家だったからだろうか? ニューサイエンスに属する科学者が、道教や仏教に限りなく接近しようとしているのも、ユングがグノーシスや錬金術を現代によみがえらせたのも、やはり彼らの迷信性ゆえなのだろうか?





この問いへの解答ともいうべきETからのメッセージについて記すときがきたようだ。そのメッセージは、パート1で書いたように、1973年の“犬の日”にもたらされた。受信の中心人物は元ハーバード大学心理学教授のティモシー・リアリー。人間精神を解放し、意識の新しいステージを開くためにLSDを活用せよと唱えてフォルサム刑務所につながれた当代きっての心理学者は、そのメッセージを「スマイル・メッセージ」と名づけた。

スマイル(SMI2LE)とは、Space Migration + Inteligence2 + Life Extension の略語で、「宇宙移住」+「知性の2乗」+「生命の拡張」を意味する。この3項目の中に、20世紀の人類が置かれた状況と課題が、そしてイルミナティの最終計画が、すべて集約して表現されているのである。

読者はまず初めに、下の「スマイル・メッセージ」を読んでほしい。

 

 

謎のSMI2LE(スマイル)メッセージ全文


いよいよ地球の生命体がこの惑星の子宮を離れ、星々へと歩み出すときがやってきた。

生命の種は、一連のバイオ・メカニカル・ステージを経て、段階的に進化するための青写真を含むヌクレオチドの鋳型として、数十億年前、君たちの惑星にばらまかれたのだ。

進化のゴールは、君たちの惑星間的両親が帰還を待っている銀河系ネットワークと通信をして、そこへ帰還することができるように神経系を作り出すことにある。

地球の生命体は、今やその中間にまで差し掛かってきている。自身を確立し、幼生期の変成を経て、第7の脳のステージへと至るこの道の──。

君たちの種の中で、最も知的、進歩的、かつ勇敢な者たちを集めよ。男女の比率は同等にせよ。あらゆる人種、国家、宗教を彼らによって代表させるのだ。

君たちは遺伝子コードの化学的構造の中に、不死性のカギを見出そうとしている。君たちはその中に生命の聖典を発見することだろう。不死の責任を、引き受けるときがきたのだ。もう死ぬ必要はなくなったのである。君たちは神経系の化学組成の中に、知性を増大化するカギを見出すだろう。ある種の化学物質をうまく使用すれば、遺伝子コードを神経系によって解読することができるようになるだろう。

君たちの惑星の生命体はすべてひとつであり、そのすべてが故郷へ帰還しなくてはならない。完全な自由、責任と種を超越した調和が、故郷への帰還を可能にするだろう。種族や文化、国籍によっている幼生的アイデンティティーは超越しなくてはならない。生命に対してのみ、忠誠を誓うのだ。生き残るためには、帰還の旅をするしか道はない。

日本人は君たちの惑星で最も進化した種族だから、君たちの仲間を保護してくれるだろう。

我々は、星々に目を向けるときがきたことを示すために、君たちの太陽系に彗星を送っている。

故郷に帰還したとき、君たちは新たな知恵と力を与えられるだろう。君たちの精子である宇宙船は、地球の生命体が開花したことを意味するのだ。仲間が集められ、旅が開始されるやいなや、戦争、貧困、憎悪、恐怖といったものは君たちの惑星から消え失せ、最古の予言と、そして天国のビジョンが実現化するだろう。

変異せよ!
故郷へと凱旋するのだ。

 


1973年7月23日

 

 

 

このメッセージがETからのものだとする証拠は何もない。しかし、20世紀のさまざまな科学的状況や、これまで見てきたようなシリウスの暗躍、この実験が行われた日の特殊性、同日、ティモシー・リアリーの友人のアントン・ウィルソンがキャッチしたメッセージなどを考え合わせていくとき、このメッセージがETからのものだというティモシー・リアリーの主張は、しだいに現実味を帯びてくる。

それだけではない。メッセージには、ETが彗星を太陽系に送ったとあるが、事実、「その後の数か月のうちに、メッセージの予言どおりに、コホーテク彗星が太陽系に現れ、太陽に向かってやってきた。この間、天文学者らはその前例のない壮観を公に発表し、ティモシー・リアリーの弟子たちはそれを確認して大笑いをしていたのである」(『コスミック・トリガー』R・A・ウィルソン)。

しかし、もっと本質的で、より重要なのは、「スマイル・メッセージ」がキャッチされて以降の宇宙移住計画の進展ぶりだった。まるで仕組まれてでもいたかのように、スペース・コロニー計画は急速に人類のコンセンサスを得はじめた。

こんなことを書くと、「それは勝手な思い込みだろう。スペース・コロニー計画など、今世紀初めからあったのではないか」と思う人が大部分だろう。そうではないのだ。技術的にも効率的にも、スペース・コロニー計画が可能であり、しかも絶対に必要なものだという認識が、民間レベルに急激に広まったのは、確かにティモシー・リアリーがETから「スマイル・メッセージ」を受けてからであり、ETが、人類は「この惑星の子宮を離れ、星々へと歩みだすときがやってきた」と宣言してからなのだ。

 

■「スマイル・メッセージ」の受信以降、急激に進み出した宇宙コロニー計画



(左)スペース・コロニー計画の提唱者ジェラルド・K・オニール博士。
(中)オニール博士が提唱した 「スペース・コロニー」の全景。
(右)スペース・コロニー内部の様子。円筒の内部は居住区になっている。


ティモシー・リアリーは、1973年7月にETからのメッセージを受けた。それから10カ月後の1974年5月、ティモシー・リアリーの友人であり、理解者でもあるプリンストン大学の生理学教授ジェラルド・K・オニールは、科学者では初めて、包括的かつ現実的なスペース・コロニー計画に関する構想を発表した。しかし、発表時の科学者の反応は全般的に冷たかった。科学雑誌は博士の論文掲載を保留した。それがあまりにも空想的、非現実的に思えたからだ。

しかしNASA(米航空宇宙局)の反応は違っていた。NASAはオニールの構想を評価し、すぐさま研究予算を提供してスペース・コロニー計画の推進を委託した。

NASAのこうした動きと呼応するかのように、すぐさま全米55の大学をネットした「大学宇宙研究協会」が設立された。ついで、1977年には「公共法人宇宙研究協会」が設立され、続いてスペース・コロニーに関する民間の情報センター「L-5協会」が誕生した。この協会には、わずか数カ月のうちに数十万人が集まった!

この間、UFOやETの実在はしごくまじめな研究対象になりつつあった。ティモシー・リアリーがメッセージを受けたまさにその年、ギャラップの世論調査は、UFOの目撃者が全米でなんと1500万人以上、成人人口の11%にのぼるという調査結果を発表した。

翌1974年には、スタンフォード大学で関連分野24名の科学者を集めた「地球外文明に関する討論会」と銘打ったシンポジウムが開催された。そのシンポジウムで、ジョージ・ホプキンス大学のR・C・ヘンリー博士は、「われわれ地球人は、銀河系の“兄弟”たちによって養育され、進化の道にそって進歩させられているのか?」という問いを発したが、この問いはまさしく、スマイル・メッセージと裏表の関係にあったことがわかる。

1975年には、UFO実在説が、知識階級の間で非常に強固に支持されていることが証明された。この年、ギャラップはアメリカの知識層のみを対象にUFOに関する調査を行なったが、なんと93%もの知識人が、UFOを信じていると回答したのである! 「スマイル・メッセージ」と、オニールのスペース・コロニー計画以降のこうした宇宙への期待、盛りあがりは、その後も猛スピードで広がった。

1980年、未来学者のアルビン・トフラーは、人類を襲う「第三の波」は科学技術、とりわけ「オニール博士のアイデア」に端を発するスペース・コロニゼイションだろうと予言して、センセーションを巻き起こした。そして1981年には、スペース・コロニー実現の第一歩として、ついにスペース・シャトルが打ちあげられたのである。

翌1982年には、国際天文学連合による「地球外の生命を捜し求める51委員会」の設立。1984年には、アメリカ産業界もNASAとの協力関係のもとに、スペース・コロニーの具体化に大きく踏みだしていることが、米議会下院の科学技術委員会におけるアメリカ宇宙旅行協会理事長のリチャード・クラインによって、誇らしげに報告された……。

すべての動きは「スマイル・メッセージ」以降から顕著になってきた。しかもティモシー・リアリーは、これら一連の動きを予見していたふしがある。というのも彼は、人類が宇宙に帰還するというプログラムの主要な第1段階は、オニールのスペース・コロニー計画からスタートすると明言していたからである!

となると、われわれは、いよいよスマイル・メッセージに含まれた「生命の拡張」、すなわちイルミナティの人類進化プログラムについて検討していかねばならないだろう。

 

 

-----------【補足事項】-----------

「L-5協会」とスマイル計画のつながり


人類が宇宙に乗り出すための最初のステップは、宇宙ステーションの建設だ。このステーションの位置は、どこでもよいというわけにはいかない。宇宙空間に流れだしもせず、惑星の重力に引きずられることもない安定した場(秤動点)が確保されない限り、スペース・コロニー計画は実現しないからだ。

この重力安定場を数学的に割り出したのが、フランスの数学者J・ラグランジュである。彼は18世紀の時点で既にこの秤動点を解析し、L1からL7までナンバリングしていた。そして、オニール博士やNASAがスペース・コロニー建設予定地にしているのが、そのうちのひとつ──地球と月の間にある秤動点L5(ラグランジュ・ファイブ)である。

このL5点を協会名にして発足したのが「L-5協会」である。

実はこの協会が、なんらかの形でスマイル計画とつながっているらしいのだ。というのも、この協会を訪ねたUFO研究家の有賀竜太氏が、同協会員から「スマイル・メッセージ」そのものを手渡されており、ほかにも同協会内の某グループとティモシー・リアリーとの密接な関わりを示す傍証がいくつもあるからである。

同協会自体はもちろん秘密結社ではないが、しかしその内部に、人類進化プログラム推進派がいる可能性は極めて高いのである。

 

 

 

■■PART-5:

我々の進化のプログラムはDNAに組み込まれている!


ETは、われわれの生命の起源と進化、そして人類のなすべきことを告げる。が、それは、20世紀の今日的状況や近未来の姿とピタリ符合しているのだ。ここでは、スマイル・メッセージに記された第1と第2の課題を見てみよう。

 

■生命の種はバイオ・メカニカル・ステージを経て、地球の誕生時にばらまかれた!



(左上)ソ連の生化学者A・I・オパーリン博士
(左下)ワトソンとともにDNAの構造を発見したF・クリック博士
(右)二重らせん鎖状の構造を持つDNA。
スマイルメッセージによると、人類の進化はあらかじめ
DNAに情報として組み込まれているという。

 

スマイル・メッセージは、われわれの起源が外宇宙にあると断言する。
「生命の種は、一連のバイオ・メカニカル・ステージを経て、段階的に進化するための青写真を含むヌクレオチドの鋳型として、数十億年前君たちの惑星にばらまかれたのだ」

この内容は、〈1〉われわれの生命がDNA──ヌクレオチドからなる二重らせん鎖状の高分子物質──の地球散布によってスタートしたこと、〈2〉進化は、もともとその段階でDNAに情報として組み込まれていたことを告げている。

この説は、決して空想的な説ではない。というより、“原初の生命のスープ”の海で生命が“偶然”に生まれたとするオパーリン流の生命起源説より、星間種子飛来説(スターシード説)のほうが、今日では説得力があるのだ。

オパーリンの流れを汲む自然発生説の最大の欠陥は、あまりにも都合のよい偶然の重なり合いが前提になっている点にある。無機物がランダムに化学反応して有機物になる確率は、ごく小さな分子(アミノ酸100個)で、10の130乗分の1と計算されている。

一方、地球が誕生してから今日までに10の17乗秒しかたっていない。ということは、1秒間に1万回の割合で、でたらめな化学反応が起こったと考えても、そこで試される可能性は10の21乗にすぎないということだ。これに対し、生命のもとになる組み合わせば、10の130乗の化学反応でようやく1回。両者には絶望的な開きがある。どんな角度から計算しても、確率論的には地球誕生以来、小さな分子ひとつ形成されるわけはないのである!



ところがスターシード説なら、このハードルは超えることができる。というのも、宇宙空間には、生命の根本素材である有機化合物質が満ち満ちており、しかも今なお、次々と星間分子同士が結びついては、新しい分子を形成していることが、電波天文学の発展によって明らかにされたからだ。まさしく「生命は無意識のまま宇宙空間で脈動している」(『チベット大蔵経』)のである!

“原初の生命のスープ”は地上の海にあるのではなく、宇宙空間にあると考える学者は決して少なくない。古くは、今世紀初頭のノーベル化学賞受賞者のS・A・アーレニウスが、“生命萌芽汎在説”を唱えた。オパーリンとともに、自然発生説を提唱したJ・B・S・ホールデンも途中から自説を撤回し、スターシード説(アストロ・プランクトン)に“勇気ある”転向をした。最近では、1962年のノーベル医学・生理学賞受賞者のF・クリックが、スターシード説を唱えている。





ETは、人類がこのスターシードによって誕生したと明言する。そして、さらに驚くべきことに、進化の道筋は、最初からDNAに組み込まれているとまで主張しているのだ。

このメッセージは、われわれが神の敷いた進化のレールに沿って発展する、と唱える汎世界的なオカルティズムの伝統的主張を思いださせる。ティモシー・リアリーは、この主張をひと言で要約している。つまり、「神はDNAの中にいる」のだ。

実際、地球上の全生命が、すべて同一の二重らせん構造をもっているということは、非常に奇妙なことだ。もしDNAが偶然につくられたものなら、右巻きのDNAや三重らせんのDNAなど、様々なタイプのDNAがあっても不思議ではないはずだ。

ところが、現実には、ウイルスのDNAも人間のDNAも、すべて二重らせん左巻きだ。これはどう考えてもある種の意志、あるいは計画が働いているとしか思えない。そうでなければ、何から何まで、偶然のひと言で片づけて、あとは頬かむりしているしかない。が、全宇宙の恒星(1000億×1000億)からひとつを選ぶよりも低い確率でしか発生しないDNAが、“偶然”地球に発生したのだと、だれが自信をもって主張できるのだろうか?

さらに、「わずか3億年の間に、ごく単純な蛋白質から、高度きわまりない生命組織をもつ人間にまで、“偶然”に生命が進化し、おまけに、宇宙時間のスケールでいえば、まばたきの時間にも満たない間に人類が今日の文明を、“偶然”築きあげたと、なんの根拠があって主張できるのだろうか?


こうした、きわめて楽観的な、“偶然”の連続に納得がいかないのなら、われわれはもっと別の可能性を追求するしかない。そのひとつが、冒頭で記したように、“スマイル・メッセージ”の中で語られているのだ。

われわれのなすべきことは、スマイル・メッセージの中で明言されている。それは3つある。

第1は、遺伝子コード(DNA)の中に「生命の聖典」を発見し、「不死の責任を引き受ける」こと。第2は、「遺伝子コードを神経系によって解読」し、「知性を増大化する」こと。そして第3は、「銀河系ネットワークと通信」して、「われわれの故郷へと凱旋する」ことだ!

 

■第1の課題= 「生命の聖典」を発見し、「不死の責任を引き受ける」こと


メッセージの中で、ETは、われわれが今や「死」を克服すべき段階に入ったと告げる。この主張は、通常の感覚ではまったくの冗談にしか聞こえないだろう。しかし、錬金術や道教、神仙道の究極目標のひとつであった「不死性の獲得」が、今日ではきわめてまじめな科学上の研究課題になっているといったら、読者はどう思われるだろうか?

『コスミック・トリガー』の中で重要なページが、この不死性の探究のためにさかれている。その中から、いくつかの例を拾いだせば、このテーマがスマイル・メッセージとどんなかかわりをもっか、理解していただけるだろう。

不死性の探究が科学の対象になったのは、科学がDNAを射程内にとらえてからだ。

生化学者で、哲学者のバークレー大学教授ポール・シーガルは、「われわれの死は、ひょっとしたらDNAにプログラムされているのではないか?」という仮説から不死の探究をスタートさせた。死は細胞のランダムな崩壊の延長という従来の説と比べると、このシーガルの説はまさに驚天動地のものだ。というのも、もし死が、事実、プログラムされて起こるものなら、そのプログラムを変更することにより、われわれは不死に至る鍵を見出せるかもしれないからだ!

シーガルの探究は、老衰から死に至るプログラムを実行に移す「ケミカル・トリガー」を突きとめることに集中されている。これこそまさに、現代の錬金術だ。というのも、老化のプログラム探究において「不死」にかかわり、老化阻止物質の合成において「物質変成」にかかわるからだ。さらにこの研究の過程で、遺伝子操作の問題が当然生じてくるが、この遺伝子操作こそ、生命レベルにまで深化した「物質変成」にほかならないからである。


現在のわれわれの寿命が、われわれの肉体の耐用年数から導きだされたものだと考えるのは間違っている。少なく見積もっても、われわれの肉体は200年は使えるというのが、昔からの学者の主張だった。しかし今日では、多くの“不死学者”がもっと景気のいい数字をあげてわれわれに夢を与えてくれている。すでにラットの実験で老化のトリガーを変化させる3つの方法を発見したというシーガルは、ごく近い将来、人類の寿命は平均400~500歳まで延長されるだろうと主張する。

ヨハン・ブジョークスティン博士は800歳という予測値をあげているし、医学博士のロバート・プレオーダは、「老化のあらゆる兆候が矯正され、予防されるようになれば」という条件つきで、なんと1000歳という数字をあげているのだ。

しかし、こうした数字も、ティモシー・リアリーのとほうもない主張の前には色あせる。ティモシー・リアリーは、太陽が滅び去る数十億年先まで生きるつもりだと語っているのだ!





われわれにとってもうひとつ興味深いのは、こうした「不死」を探究する学者が、シリウスのメッセンジャー、ティモシー・リアリーと強い接点をもっているという点だ。

シーガルが不死の研究に取り組むきっかけとなったのは、ティモシー・リアリーのレクチャーに参加してからだという。ほかにも、名前は煩瑣になるので省略するが、量子力学を超心理学やティモシー・リアリーの業績と関連づけようとしている科学者グループが、少なからず存在するのである。

これは、いったいどういうことなのだろう? アメリカにおいて、ティモシー・リアリーとのかかわりを表明することは、実は危険なことなのだ。彼は犯罪者であり、突飛であやしげな擬似宗教によって若者を扇動した山師であり、ジャンキーであり、政府に仲間を売ったスパイであるという噂もまた、アメリカではかなりポピュラーなものだからだ。

それにもかかわらず、ティモシー・リアリーに対するシンパシーを表明する物理学者やその他の科学者が、少なからず存在するということは、ひかえめに見ても、ティモシー・リアリーの主張に科学的根拠があることを証明している。さらに大胆にティモシー・リアリーの主張を受け入れるなら、それは銀河系の“兄弟”からの通信が、でたらめなものではないということの傍証になるのではないか? 

結論を急ぐことはやめ、続いて、われわれは第2の課題を見ていくことにしよう。

 

■第2の課題= 「遺伝子コードを神経系によって解読」し、「知性を増大化する」こと


この課題は、「スマイル計画」の鍵を握っている。ティモシー・リアリーはこれを、インテリジェンスの2乗と表現し、すでに人類はその段階に突入していると断言する。

この“予言”には、いくつもの側面があるが、ここではわかりやすい2つの面についてのみ記していくことにする。第1は社会的な現象面、第2は科学面だ。

社会面での知性の増大化運動は、ティモシー・リアリーがETからのメッセージを受ける以前の1960年代にアメリカ全土を覆い、欧州圏に飛び火した。いわゆる「ドラッグ・カルチャー」がこれにあたる。

主役はいわずと知れたLSD。1938年に発見され、1943年に合成されたこの「幻覚喚起剤」は、1960年に至って、まさに燎原の火のように全米の若者の間に浸透していった。

このドラッグは、人体にほとんど毒性を残さないこと(皆無と主張する学者もいる)、摂取を中断しても禁断症状がない(中毒性を生じない)ことなどが、従来のコカインやモルヒネなどのドラッグとの大きな違いだった。しかも、喚起される幻覚は、まことに強烈だった。

LSDは、それを服用する者の意識を、有無をいわさず拡大し、日常生活で固定されたリアリティを破壊した。服用者は未知の精神領域を旅行し、蛇のように「脱皮」した。宇宙に行くのも、太古の女神と出合うのも、ETとコンタクトするのも、お好み次第だった。“ターン・オン(酩酊)”は、何層にも重なった意識の、秘められた扉を開く20世紀の“秘儀参入”となったのである。



カウンター・カルチャーの
旗手として活躍していた頃の
ティモシー・リアリー教授


LSDの効果があまりに激烈だったので、ほとんどの愛好者は、それを楽しむことに急で、その価値を正当に評価するに至らなかったが、ティモシー・リアリーはほどなくしてLSDから離れた。というのも、ドラッグはティモシー・リアリーにとっては、「人間の神経系の潜在能力を十分理解するため、焦点をさまざまに変化させる道具」にすぎなかったからだ。

われわれの日常意識は非常に狭く、固定的で、しかも勝手な思い込みとドグマ(独断)に満ちたリアリティによって、どうしようもないほどガッチリと支配されている。この意識状態は、地球的・近視眼的な、地べたにはいつくばる意識だ。意識進化のレベルでいえば、すでに過去の遺物、克服されねばならない低レベルの意識といってもいい。

LSDは、この地球的意識から人をひきはがし、宇宙へとトリップさせるために開発された物質だというのが、ティモシー・リアリーの考えだった。





アントン・ウィルソンは、よりはっきりと、この種のドラッグを、人間の脳神経系の従来のプログラム(固定したリアリティ像を神経系に送り込むプログラム)を改変し、ジャンプさせ、多重多層のリアリティヘと連れだす、「メタプログラミング物質」と定義づけている。

こうした意識の拡大が、人間に新たな視点、世界観、発想を与えることは、間違いない。ただし、この“暴力的”な傾向のある“メタプログラミング”が、上等な方法といえるかどうかは、読者自身が判断してほしい。


ともあれ、知性増大に必要な意識の改変は、“偶然”のLSDの発見・開発から、半ば強引にひき起こされ、世界に熱狂的なブームを呼び起こし、その後の“精神世界”ブームの土台を築いた。今日、欧米や日本などに広がっている神秘学・精神科学ブームは、間違いなく1960年代を核に形成されたのだ。

そして、そのころ学生だった“時代に敏感”な若者が、のちにニューサイエンスの旗手となり、“精神世界”のアジテーター、プロパガンディストになり、カルトを組織し、あるいはニューメディアの世界で知覚像の拡大に猛進していることを、忘れてはならないだろう。

 

■知の枠組みの大転換によって、20世紀の科学はオカルティズムに近づいた!



人間の脳の神経細胞。この複雑な人間の脳に
科学者はどこまで完璧に迫れるか。


さて、知性の増大のもうひとつの面、科学に移ろう。20世紀が、異常に発達しつづける科学とテクノロジーの時代だということ自体、「知性の増大」が「人類進化」の3つのステップのひとつというスマイル・メッセージの実現の表れなのだが、もう少し詳しく見ていくことにしよう。

知性を開発することは、今やブームないしファッションといっていい。いわゆる、“潜在能力開発”にかかわる科学者や研究家──その中には、あまり信頼のできない人々もいるが──の活躍は、この文章を読んでいる読者なら説明するまでもないだろう。

さらに、よりエキサイティングなアプローチは、“脳内物質”の探求によってもたらされた。脳内および消化器官にあって、もろもろの情報伝達を司っている“神経伝達物質”捜しが盛んになったのはこの数十年のことで、大脳生理学者や神経学者らの脳内物質捜しに対する熱狂ぶりは、マスコミによって“ゴールド・ラッシュ”と揶揄されるほどの活況を呈した。

脳内の神経伝達物質は、ある種の感情や感覚、行動能力などの発現のトリガーになる。睡眠を引き起こしたり、快感を与えたり、食べたり、性欲を起こしたりする物質を自由自在にコントロールできるようになれば、われわれはあらゆる面で従来の人間観を書き換えることができる。また、記憶や学習などのトリガーとなる物質を支配できるようになると、人間の知性は、まったく新たな局面を迎えることになるだろう。

この脳研究の20世紀的局面は、まさしくETの予言──「神経系の化学組成の中に、知性を増大化する鍵を見出すだろう」──とぴったりと符合するといわなければならない。


さらに、物理学的世界観の枠組みも、今世紀に至ってガラリと変化した。19世紀には、われわれが認識している世界は不動の実在だと思われていたものが、今日では実在の影にすぎないと考えられるようになった。もう少し厳密にいうと、われわれが、世界に関する体験を組織化する際に用いるいかなる“網の目”も、世界そのものをとらえることはできないということになる。

この、今世紀初頭に、物理学者ニールス・ボーアらによって公式化された“コペンハーゲン解釈”や、前述のホログラフィック・パラダイムは、物理科学の世界観が、古代インドや中国エジプトなどの世界観にすり寄ったということを意味している。

シャーマニズムのいわゆる“類感魔術”も、今日では物理学の概念になりつつある。これは、物理的風影関係はなくとも、人形に呪いをかけると、呪われた人間に効果が及ぶという呪術だが、この奇妙な“偶然の一致”の背後にある世界と、ユング=パウリのシンクロニシティは、あと一歩の距離にある。また、ひとつの粒子は他のあらゆる粒子に影響を及ぼすという物理学の仮説(QUIP)は、すべてが一方では原因であり、同時に結果でもあるという“魔術的観念”に著しく接近しているのだ。

20世紀科学が、総体としてオカルティズムに接近しているという印象を与えるのは、われわれの知の枠組みが変化してきたからにほかならない。そしてこの変化は、ETやティモシー・リアリーによれば、われわれが「この惑星の子宮を離れ、星々へと歩みだすときがやってきた」からだという。

なぜ知性は増大化されねばならないのか? ──この問いの答えは、次のパートを見ていくことで明らかになるだろう……。

 

 

 

■■PART-6:

人類はスターシードとなり、遥かな宇宙へと還っていく!


シリウスからの啓明を受け、進化の担い手となったイルミノイドたち。イルミナティの陰謀とは、人類を宇宙に導くべく暗躍するイルミノイドの意志にほかならなかった。はたして、われわれの未来は彼らの筋書きどおりに進むのか。

 

■第3の課題= 「銀河系ネットワークと通信」して、「我々の故郷へと凱旋する」こと


「スマイル・メッセージ」は、われわれが宇宙空間から訪れたスターシード(星間生命種子)であり、やがて再び宇宙に飛びだしていく存在だと主張する。この“予言”と歩調を合わせるかのように、スペース・コロニー計画が猛スピードで進行中だということは、パート4で書いたとおりだ。

われわれが元来“宇宙的存在”だという主張は、オカルティズムでは最も基本的な主張だった。しかし20世紀に入るまでは、これはいわば、観念上の問題だとしかとらえられていなかった。実際、この肉体ごと宇宙に飛びだせるものとは考えられてはいなかったのである。

けれども今日では、人間が宇宙に進出するのは、進化の必然的なプロセスだと考える人が日増しに増加している。その理由はいくつもある。第1に、限られた地球資源の問題がある。さらにアメーバのように増殖する人口問題がある。専門家の試算によれば、一日で大都市2つ分、一年でひとつの国家が生まれるのと等しいだけの人間が、この狭い地球に誕生しているというのだ!

しかし、こうした行き詰まりの打開だけが、宇宙進出の目的なのではない。これまで見てきたような神経系の化学操作に必要な化合物を製造するうえでも、生命延長の科学をよりいっそうつきつめていくうえでも、あるいは今以上に物理・化学的 “錬金術”をおし進めていくうえでも、地上より、宇宙空間のほうがはるかに具合がいいということは、今日ではもはや常識なのだ。

高度な真空状態や無重力が得られる空間では、地上とは比較にならない高純度の物質が容易につくられる。超低温や超高温も、はるかに安価に得られる。たとえば、太陽に正対する面を断熱スクリーンで覆うだけで、物体はマイナス250度まで冷却されるのだ。超低温は超電導テクノロジーの利用をきわめて容易にする。人体に有害な放射線の活用も、広大無辺の宇宙空間なら問題ない。プラズマや電磁場も、地上とは比較にならない規模で利用できる……。

21世紀のテクノロジーは、すべてが宇宙空間向きにできている。スーパー・コンピューターの部品も、地上より宇宙で製造するほうがはるかに高精度が保て、しかもコンパクトになる。医学テクノロジーも同様だ。現時点ではっきりしているだけでも、「心臓病と神経症、高血圧、火傷、脊椎疾患」の治療は、“宇宙病院”のほうが「きわめて効果的」だと、ソ連科学アカデミーのウルベコフ博士は明言している。

実験宇宙生物学への知見は、人類進化の三本柱のうち、遺伝と突然変異の発生の2点においては、「無重力状態においてすべて順調」だと保証する(同じくソ連科学アカデミーのシェペレフ博士、パルフェノフ博士)。 残りひとつの自然淘汰については、研究中だというが、しかしこれについても予測は決して暗くはない。

 

■宇宙を志向する進化のステージ上には現人類の全てが登場できるのか?


宇宙移住に関する研究で、より興味深いのは、人間精神に関する部分だ。宇宙に出るためには、われわれは自らの意識をコントロールする訓練を積まなければならないと専門家は主張する。ところが“偶然”にも、このマインドコントロールは、20世紀の“流行”なのだ。

ヨガ、瞑想、シュルツの自律訓練法、グルジェフ・ワーク、種々のサイコセラピー、バイオフィードバック……これらは、いずれも自らの心身のコントロールと意識の拡大に寄与するテクニックなのだが、同時に“スターシード”として宇宙に乗りだすための訓練にもなっているのである!

すべてができすぎている。話題のテクノロジーやさまざまなブームが、奇妙なほどに宇宙を志向している。少し前に話題になった植物も感情をもっているという発見──これすら宇宙志向の文脈に入ってくる。というのも「スペース・コロニーで物質循環を組織化するのに最も有望な方法は、ツィオルコフスキーがすでに予想したように、人間と植物の共同体を設けること」(ウルベコフ博士)だからだ。

もし、こうした動きが、一部の陰謀論者のいうように、ETおよびETと結ばれた秘密結社の策謀によるものだとしたら、彼らの計画はみごとなほどうまく運んでいるといわねばならない。あらゆる方向が、人類進化のニュー・ステージに向いているからだ。

しかしここに重要な問題がある。この進化のバスには、はたして人類全員が乗り切れるのだろうか?

「スマイル・メッセージ」は、この点に関しては何も語っていない。けれども、過去、地球上の生命が新たな進化の段階に入ったときには、必ず、全地球レベルでの旧勢力の滅亡があった。進化についてこれない部分は自滅するこれが進化の鉄則だった。この冷厳な法則から現人類がまぬかれうるとする根拠は、実は何ひとつないのだ。

スペース・コロニーに収容できる人数はたかが知れている。では、スペース・コロニーからはみだした人類は、地上で昔どおりの生活を送れるのだろうか? この問いに責任をもって答えられる者はだれもいない。ただ、スペース・コロニーの発案者であり、ティモシー・リアリーの仲間でもあるオニール教授の意見では、その可能性は薄い。というのも、彼は、スペース・コロニーが「行き場を失いつつある人類を救済する唯一の可能な手段」だと主張しているからだ。

ここに、再びイルミナティの影が現れる。人類文明は、確かに宇宙に向けて猛進している。知は異常に増大しつつあり、生命科学は神の領域に迫ろうとしている。しかし、このトレンドに乗れるのは、ひょっとしたらごくひと握りの“超人類”のみではないのか? ──こうした恐れが、実はイルミナティ陰謀論の心理的背景になっているのである。

 

■選別され、“啓明”を受けたイルミノイドこそ、来たるべき進化の担い手となる!



進化のバスには、はたして人類全員が
乗り切れるのだろうか? ひょっとしたらごくひと握りの
“超人類”のみではないのか?


このへんで、イルミナティの系譜をより明確にしておこう。歴史上のバヴァリア・イルミナティは、今日ではもはや存在しないだろう。しかし、高度な知性体に選別され、“啓明”を受けてその血脈に連なった者は存在し、スターシードとなって宇宙に脱出しようとしているのだ! 彼らを特別に「イルミノイド」と呼ぼう。イルミノイドこそ、来るべき進化の担い手、「私たち自身の遺伝的未来の姿」なのである。

20世紀のイルミノイドのひとりは、まぎれもなくクロウリーだった。ティモシー・リアリーもそのひとりだ。クロウリーは、自らがスターシードだということを知っていた。彼はいたるところにシリウスのサインをばらまいていたが、それは自らが、“啓明”されたイルミノイドだということの宣言なのだ!

『法の書』で、クロウリーはETからのメッセージをこう伝えている。
「彼ら(ET)は、わが子らを自分たちの羊小屋に集めるだろう。星々の栄誉を、人々の魂の内にもたらすだろう」

しかし、すべての人類が星々へと帰還できるわけではない。『法の書』に登場するホルス(シリウス生命体)はいう。

「まず初めに、私が戦いと復讐の神であることを理解せよ。私はめったに敵と妥協することはない……」


クロウリーの直弟子であり、クロウリーの影響を濃密に受け継いだOTOのジャック・パーソンズ──アメリカ宇宙開発の初期のリーダーである天才ロケット工学者は、きわめてまじめに、肉体をもったまま、宇宙に昇天する秘儀に没頭していた。これを「ムーン・チャイルド」という。ここにまたひとつ、イルミノイドの秘められた目標が明らかになる。

もっと話を明確にする情報を、アントン・ウィルソンがティモシー・リアリーから聞きだしている。ある日、ティモシー・リアリーはクロウリー・タロットで自らの運命を占った。すると出てきたカードは「ザ・グレート・ビースト」だった。これはいうまでもなく“黙示録の獣”クロウリー自身をさす。ティモシー・リアリーはその意味を、「自分がクロウリーの生まれ変わりであり、クロウリーが始めた仕事を自分が達成し、人々を、来るべき宇宙的意識のために準備させる役割を担っている」と解釈したのである!

NASAがイルミノイドの牙城のひとつだという風説は、昔から今日までたえず流されつづけている。これが事実かどうか確認するすべはないが、少なくともNASAとティモシー・リアリーを、一部の科学者が結びつけていることは事実だ。

 ちなみに、秘教研究者ジェイムズ・ダウナードの調査によれば、現代のシリウス信仰の総本山はカリフォルニア州のパロマー山天文台だという。パロマー山天文台の観測室には、常にシリウスに向けられた望遠鏡が置いてあり、シリウスのヘリアカル・ライジング(太陽と同時の上昇)の日になると、その望遠鏡を通じてシリウスの光を浴びながら、「シリウス復活の儀式」が執り行なわれるという。

 

■イルミノイドの陰謀のプログラムは、遺伝子コードの中に存在する!



イルミノイドがどのような新種の人類(超人類)をさしているかを知る方法がある。クロウリーは、あるレベル以上の秘儀に参入できる者の資格を厳しく限定した。ETを招き、交信し、あるいはジャック・パーソンズのようにムーン・チャイルドと化すような高度な“魔術”を実践するためには、この資格が欠かせなかったという。

その資格とは、以下のようなものだ。

【1】健康にすぐれている。
【2】少なくともひとつは得意なスポーツがある。
【3】少なくともひとつの科学的分野で実験を行なう能力がある。
【4】数種の分野の科学の広い知識をもち合わせている。
【5】基本論理学の試験に合格している。
【6】イデアリズム、唯物論、合理主義、スピリチュアリズム、比較神学などを含んだ哲学史の試験に合格している。


これが、秘儀参入者の条件だと、いったいだれが信じるだろう? しかし、事実これが条件なのだ。そして、これこそが20世紀におけるイルミノイドの──したがってスターシードの条件なのである!

古代の“秘教科学”を学んだ者も、同じような資格を要求されたにちがいないという考えは当たっているだろう。オカルティズムの本流は、常に「知」に沿って流れた。この流れと敵対したキリスト教は、グノーシス、カバラ、錬金術、プラトニズムなどの系譜とは永遠に相入れないのだ。


『法の書』のホルスはいったい誰と戦うといっているのだろう? 

ティモシー・リアリー同様、邪悪さと神聖さの間を揺れ動いた20世紀の怪物クロウリーは、『法の書』の中でこう宣言する。

「われわれは信頼を置かない、聖女や鳩に対しては。
われわれの方法は科学であり、
われわれのねらいは宗教である」


イルミナティの陰謀とは、その現代における末裔イルミノイドたちの陰謀にほかならない。しかし、その陰謀の書き手は、進化の枠組みそのものにある。われわれの神経系に、そのサーキットに、そしてつまるところ、遺伝子コードそのもののうちに存在するのだ。だからこそそれは、全人類を等しく巻き込む。ユングのいう“元型的状況”を引き起こし、「
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