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マダニ、日本国内で広がる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」

Posted by photn on 08.2014 一般   1 comments   0 trackback
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野外に広く生息し動物の血を吸って生きている「マダニ」。マダニは野生動物を介して住宅地などに持ち運ばれ、ペットや人間へ広がっていく。

 そのマダニが媒介する新種のウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が、日本国内で初めて確認されたのは今年1月に入ってからだ。厚生労働省が過去をさかのぼって調べたところ、2005年からこれまでに、九州、中国、四国の10の県で21人の感染が確認され、このうち9人が死亡しているという。では実際に感染すると体にどんな変異が訪れるのか?そして我々はどのようなことに気を付けなければならないのか?

今年4月、この感染症と診断された山口県岩国市の60代女性が発症からその経過を語ってくれたそうだ。

 「体のだるさと39度を超える高熱が1週間ほど続いた。携帯電話に出ないことを心配した夫から連絡を受けた近所の人が、自宅のソファーで倒れているのを見つけてくれ、救急車で病院に運ばれたが、その前後、2週間ほどの記憶がない」とのこと。入院3日目に女性の容体は急変し、意識不明になったため、医師が体を調べたところ、右腕に3ミリほどのマダニが食い込んでいるのを発見し、SFTSであることが判明したという。

女性の容体はその後も悪化し、唇から出血したり、心不全を起こしたりしたため、集中治療室で治療を受け、なんとか一命を取りとめたという。

 女性は、「感染症のことは知っていたが、こんな風に自分がなるとは思っておらず、あとからぞっとした。半ズボンをはいて自宅周辺の草取りをした際、服についたマダニにかまれたと思う。毛虫や蜂に刺されれば分かるが、マダニにかまれた自覚はなく、だからこそ怖い」と語ったそうだ。

この感染症の恐怖は、かまれた自覚がないので症状が出るまで何が原因なのかわからないこと。そしてその症状が出ても、病院で的確な診断がすぐに下せない場合があるということだ。

 女性の治療にあたった医師は、「今回はたまたまマダニを発見できたが、ちょっと外来に来た患者では分からないだろう」と語る。マダニはハサミのような口で皮膚を切り裂き、噛みつく。その状態で吸血するので、マダニは体に刺さったままだ。これはほくろのようにも見えるため、患者の体を拭いたりしている看護師もなかなか気がつかないという。

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「すべてのマダニがウイルスを持っているわけではないので過度に恐れる必要はないが、医療関係者は診断に行き着くためにも、この感染症を頭の片隅において診察に当たる必要がある」とこの医師は指摘している。

 春から秋にかけ、マダニの活動が盛んとなる。感染の危険性が高まるこの時期、我々はどのようなことに気を付けなければならないのか?厚生労働省は今月6日に重症熱性血小板減少症候群に関する情報を公開した。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
マダニが媒介するウイルス感染症で、感染から発症までの潜伏期は、数日から2週間とされている。感染すると、発熱やおう吐、下痢などかぜのような症状が現れ、重症の場合は、血液中の血小板が減少して出血が止まらなくなったり、腎臓の機能が低下したりして死亡することもある。今のところワクチンや確立した治療方法はないという。

ウイルスを持つマダニの種類

マダニ類は、固い外皮に覆われた、吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm程度のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られる。中国や韓国でSFTSウイルスを保有していたフタトゲチマダニ以外にも、日本ではタカサゴキララマダニからSFTSウイルスが検出された。どの種類のマダニが感染源として重要かは、現在調査中ということだ。

SFTSに感染しない為には

マダニに咬まれないようにすることが一番の予防となる。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすること。服はマダニがついているのが確認しやすい明るい色のものや、マダニがつきにくい化学繊維素材のものがいい。

 DEET(ディート)という成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われている。また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認すること。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントだ。

もしもマダニに咬まれたら?

マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血するが、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われている。吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあるので、すぐに取れない場合は、病院(皮膚科)で処置してもらおう。また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は再度医療機関で診察を受けること。


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1970.01.01 09:00 | URL | ~ #79D/WHSg[edit]


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